鞍馬の火祭りは京都三大奇祭の一つに数えられ、毎年10月22日に行われています。
22日の昼間は時代祭りも行われています。
昼間は時代祭を楽しんで、夜は鞍馬の火祭に移動するというのも可能ですね。
そんな鞍馬の火祭の日程やアクセスについて調べてみました。
鞍馬の火祭り2023の開催日時や見どころは?
鞍馬の火祭りは、毎年10月22日に京都府京都市左京区鞍馬にある由岐神社で開催される祭りです。
京都三大奇祭の一つに数えられ、毎年多くの観光客が訪れる祭りとなります。
京都三大奇祭とは、由岐神社の鞍馬の火祭を始めとして今宮神社のやすらい祭と広隆寺(大酒神社)の牛祭の3つの祭りを指します。
その中でも鞍馬の火祭は、五山送り火(大文字焼き)と清凉寺(嵯峨釈迦堂)のお松明式とともに、京都三大火祭にも数えられてる京都でも歴史ある祭りです。
- 住所:京都府京都市左京区鞍馬本町1073番
- アクセス:京阪電車「出町柳」より 叡山電鉄鞍馬線「鞍馬」
鞍馬の火祭り2023の開催日時は?
鞍馬の火祭の開催日は、毎年10月22日と固定されています。
開催時間は、概ね22日の18時~23日の0時頃となっています。
当日のスケジュールは
- 18時00分頃:「篝火点火」氏子町内各家で門口の篝火に点火
- 20時00分頃:「お練り」町内を練り歩き山門に直行
- 21時00分頃:「お練り」約250本もの大松明が山門下に集合
- 21時20分頃:「注連切の儀」注連伐りの儀式、由岐神社へ駆け登り
- 21時30分頃頃:「神輿渡御」チョッペンの儀
- 23時30分頃頃:「神輿御旅所着御」2基の神輿が町内を巡りお旅所に向かう
- 終了は、翌日の午前0時頃となります。
おおむねこのような流れで行われます。
なお、雨天の場合もよほどの場合を除き雨天決行となっています。
鞍馬の火祭り2023の見どころは?
鞍馬の火祭りの見どころは、大きく分けると3つあります。
松明の炎の勢い
1つ目は、大小合わせて500本近い松明が練り歩くさまです。
松明は大人から子供まで担げるように大中小に分かれます。
- 大松明:もっとも大きく長さが4メートル近くで重さは100キロあり、大人2~3人で担ぎます。
- 中松明:やや小さくなり重さは約60キロ前後で、中高生が担ぎます。
- 小松明:更に小さくなり重さは約30キロ前後で、小学生が担ぎます。
さらに、幼児でも持てる松明として徳利に似た形状のものもあります。
これら以外にも練り歩きはしないものの、神楽松明や大かがり火とエジというものもあります。
夕方から山門前に集めらる松明に点火して、氏子たちが担いで練り歩きます。
松明の炎から火の粉が舞い散る様子は、まるでマグマのような迫力があります。
氏子の勇壮さ
2つ目の見どころは、松明以外にも剣鉾や神輿の綱を持って練り歩く氏子たちの勇壮な姿です。
- 剣鉾:長さ約10メートルの鉾で、氏子が担いで行進します。
- 神輿の綱:神輿を担ぐための綱で、氏子が綱を張って神輿を持ち上げます。
- 松明:氏子が担いで練り歩きます。
これら氏子たちの姿は、勇壮な姿です。
鞍馬の町が炎に包まれるような壮観さ
3つ目は集落各所に焚かれたかがり火の中を、氏子たちが練り歩き様です。
鞍馬の火祭りでは、鞍馬の街全体が炎に包まれると錯覚するほどの壮観さと幻想的な雰囲気を醸し出します。
鞍馬の火祭り2023の交通規制や駐車場は?
鞍馬の火祭り2023の当日の交通規制は

22日15時頃から翌0時半頃まで、貴船口からくらま温泉間は一般車両は通行止めとなります。
さらに、鞍馬の火祭り当日はこの区間内のすべての駐車場が閉鎖される模様です。
なので、通行止めになる15時以前に区間内に侵入しても駐車場には停められないようです。
鞍馬の火祭り2023のアクセス方法は?
鞍馬の火祭り2023では当日の15時頃からアクセス道路が通行止めになる上に駐車場は閉鎖になるとなると、アクセスは公共交通機関に頼るしかありません。
電車の場合
京都駅から由岐神社まで電車を使い場合は
- 京都駅からJR奈良線で東福寺駅まで行き、出町柳駅行きの京阪本線に乗り換えます。
- 出町柳駅から叡山電鉄鞍馬線で鞍馬駅まで約30分。
- 鞍馬駅から徒歩6分。
というルートで約1時間10分ほどで、片道900円(大人)になります。

なお鞍馬の火祭りの終了時間が午前0時ゴロとなるために、叡山電車が臨時運行(最終列車の延長)される予定です。
鞍馬の火祭当日の鞍馬発出町柳ゆきの最終列車は0:01発と発表されています。
バスの場合
京都駅からバスで行く場合は
- 京都駅から出町柳駅行きのバスに乗車し、貴船口バス停で下車。
- 貴船口から鞍馬行きのバスに乗車し、鞍馬バス停で下車。
- 鞍馬バス停から徒歩6分。
というルートになります。
混雑を避けるには
会場周辺は、あまり広くないのでかなり混雑する見込みです。
余裕を見て午前中の現地入りというのも検討の価値アリです。
帰りは、叡山電鉄鞍馬駅に向けて混雑しそうなので早めの移動も検討の価値アリです。
周辺で泊まるには
鞍馬の火祭りに合わせて、周辺での宿泊を検討するなら
由岐神社から徒歩15分くらいの、くらま温泉もありです。
徒歩圏なので、祭りを最後の方まで楽しんでも宿まではすぐに戻れます。
叡山電鉄の終点の出町柳駅まで戻れば、宿も豊富にあります。
まとめ
鞍馬の火祭り2023の見どころは?アクセスや交通規制についてもまとめてみました。
京都三大奇祭であり京都三大火祭でもある鞍馬の火祭は、開催日程が時代祭の最終日と重なっています。
昼間に時代祭を堪能して、夜は鞍馬の火祭を楽しむというスケジュールも十分ありです。
当日は会場周辺は交通規制により車では行けません。
公共交通機関での移動がおすすめです。