「長崎くんち」という祭りは、400年近くの歴史がある長崎の氏神「諏訪神社」の秋季大祭です。
国指定重要無形民俗文化財の奉納踊は踊り町が入れ替わりながら奉納します。
長崎くんち2023では、度の街が踊り町に選ばれたんでしょうか?
また庭先回りの穴場についても調べてみます。
長崎くんち2023の踊り町はどこ?
「くんち」という名の由来は、旧暦の重陽の節句にあたる9月9日(くにち、九州北部地方の方言で「くんち」)に行ったことに由来すると言われています。
長崎くんち2023の開催日時は
長崎くんちの開催日は、毎年固定されています。
2023年は
- 10月7日(土)は、7:00~20:00頃
- 10月8日(日)は、7:00~11:30頃
- 10月9日(月)は、7:00~11:30頃
10月9日は「スポーツの日」なので、ちょうど3連休に重なっていますね。
長崎くんち2023の踊り町は?
諏訪神社の氏子は、長崎市内58町になります。
奉納踊はこの58町を5~7町ごとに7組に分けて、毎年当番の組を持ち回りします。
7年ごとに踊り町が回る仕組みですが、これとは別に特別枠というのがあって傘鉾なしの踊りのみを奉納する場合もあるようです。
長崎くんち2023の踊り町は、桶屋町・船大工町・丸山町・本石灰町・栄町・万屋町の6町が当番になっています。
- 桶屋町の催し物:傘鉾・本踊(ほんおどり)
- 船大工町の催し物:傘鉾・川船(かわふね)
- 丸山町の催し物:傘鉾・本踊(ほんおどり)
- 本石灰町の催し物:傘鉾・御朱印船(ごしゅいんせん)
- 栄町の催し物:傘鉾・阿蘭陀万歳(おらんだまんざい)
- 万屋町の催し物:傘鉾・鯨の潮吹き(くじらのしおふき)
傘鉾は、各踊り町のシンボルで担ぎては各街で担当するのではなく専門の担ぎ手が担当します。
長崎くんちといえば、龍が玉を追いかけるさまを描く龍踊り(じゃおどり)を思い浮かべます。
現在、龍踊りを奉納するのは籠町・諏訪町・筑後町・五嶋町が行っています。
長崎くんち2023では当番町に上記の4町が入っていないので、龍踊りの奉納は見れないのではと心配になりますが特別枠で参加の可能性もあります。
踊り町の奉納時間は?
10月7日(土)の時間割
10月8日(日)の時間割
10月9日(月)の時間割
長崎くんちの庭先回りの穴場はどこ?
チケットが手に入っているなら有料の踊り場(諏訪神社・お旅所・八坂神社・中央公園くんち観覧場)の観覧席で見るのが良いでしょう。
でも長崎くんちには「庭先回り」というのがあります。
各踊町が市内中心部の事業所や官公庁、民家などに敬意を表して踊りを呈上して福を分け、お祝いする行為を「庭先回り」と言います。
つまり、有料の踊り場以外でも奉納踊を見ることはできます。
9月の末頃になると3日間の庭先回りの予定と概略地図を1枚にした「庭先回りマップ(スケジュール)」が公開されます。
これを元にどこで見るか決めておくのもいいですね。
庭先回りのおすすめ場所は?
福砂屋本店、長崎市役所、長崎県庁、大手の銀行、大病院など大規模施設前では少し長めに奉納踊を見せてくれます。
情報を探すと、下記の場所もおすすめのようです。
長崎歴史文化博物館
- 場所取りの必要がない
- 見通しが良い
湊公園
- 観光客が集まりやすいのがデメリットでもある
長崎駅(かもめ広場)
- 長崎駅前という立地から混雑しやすい
チヂワビル
- チヂワビル関連の方や施設入所者、近隣幼稚園児の鑑賞を優先している
匠寛堂前
- あまり広くないので、船回しはやらず踊り中心の披露
ハマクロス411前(旧大丸前)
- ほとんどの踊り町は10月9日の後日(あとび)に来る
- 最前列を確保するなら1時間前から場所取りが必要
いずれの場所も庭先回りがいつ来るのかについては、「庭先回りマップ(スケジュール)」が頼りになります。
手に入れたら、どこで見るのかと考えるのも楽しいですね。
長崎くんち2023の踊り町はどこのまとめ
長崎くんち2023の踊り町はどこ?庭先回りの穴場についても調べてみました。
全部で58町を7組に分けているので、7年に一度の当番になる踊り町。
2023年は桶屋町・船大工町・丸山町・本石灰町・栄町・万屋町の6町が当番です。
これら6町の催し物には龍踊りが入ってないので、特別枠で対応されるんでしょうか?
有料の踊り場のチケットは手に入りにくいので、「庭先回り」を狙うのが良さそうです。