渋野日向子プロは、どんな苦境に立とうとも笑顔を忘れずに、考え込まずにポジティブなマインドを持っていますよね。
その性格こそが、渋野プロの「本番力」の源とも言えます。
そういうプロとしてのマインドの強さに、同じプロとして野球界のエースも脱帽したものと思います。
元プロ野球のエース西崎幸広氏が驚く渋野日向子の本番力
元プロ野球・日本ハムのエース右腕として、プロ通算127勝、1988年には最多勝・ベストナインのタイトルを獲得した西崎幸広氏は、「サマンサタバサ レディース」のプロアマ大会で渋野プロと同組だったんです。
この時は、渋野プロが全英女子オープンへ渡英する直前の、国内ツアーだったので西崎氏もシブのプロが全英女子オープンを制覇するとは思っていなかったときの出来事です。
それでも、西崎氏は長年のプロアスリートとしての直感から、渋野プロの実力には気がついたんでしょうね。
渋野プロがプロアマ戦でまさかの池ポチャ
「サマンサタバサ レディース」のプロアマ大会で、渋野プロと同組になった西崎氏は、目撃しちゃったんです。
名物の池超えホールで、西崎氏らゲストプレイヤーがグリーンにワンオンする中、渋野プロだけが、まさかの池ポチャ。
「やっちゃいました~(笑)。ヤバイですマジで! あたし明日からど~しよ~」と自虐ネタで笑顔を振りまいていた渋野プロに、西崎氏はプロとして本番をどうこなすのか余計興味が湧いたそうです。
本番では失敗を繰り返さない渋野プロのリカバリー力
渋野プロは、本番においては通算4アンダー35位タイで、本人にとっても初めてのコースでオーバーパーを出さずに回りきった実力もさることながら、プロアマ戦で池ポチャをやらかした16番ホールでは3日間ともパープレイでこなしました。
この渋野プロの集中力とリカバリー力に、西崎氏は同じプロアスリートとして、渋野プロの「修正力と適応力」に感銘を受けたそうです。
思い起こせば、4月に熊本空港カントリークラブで開催されたKKT杯バンテリンレディースでも、渋野プロはプロ精神を見せています。
このとき渋野プロは、初日に81も叩き106位と大きく遅れを取りました。
ところが2日目には、66とスコアを縮めて50位に浮上し予選を通過します。
3日目も、68と言うスコアで20位まで順位を上げています。
渋野プロの、初日81が翌日は66まで詰めるというのは、並大抵の精神力ではありえないと思います。
しかも「シブコスマイルと駄菓子」でですよ。
この事実こそが、渋野プロの「本番力」の全てなんだと思います。
まとめ
同じプロのアスリートして西崎氏が認めた渋野プロの「本番力」の高さは、やはり本物のようです。
始まったばかりの、ニトリレディースの残り2日で、渋野プロがどのように順位を上げていくのか、楽しみですよね。
スマイル!スマイル!渋野日向子
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