神輿が激しくぶつかり合う、荒々しい熱気に包まれた祭りをけんか祭りと言います。
喧嘩祭りというのは各地に色々ありますけれども、その中でも最も荒々しい日本三大喧嘩祭りについて書いてみます。
この記事では、日本三大喧嘩祭りとして「伊万里トンテントン祭り」「飯坂けんか祭り」「荒井浜太鼓祭り」の三つを挙げます。
日本3大喧嘩祭り
喧嘩祭りと呼ばれるのは、神輿や山車をぶつけ合う祭りもありますけども、実際に素手で殴り合う祭りもあります。
今回取り上げた、三つの祭り以外にも「岸和田だんじり祭り」「角館のお祭」など各地に有名な喧嘩祭りがあります。
それぞれの喧嘩祭りには、歴史もあり、またあまりの激しさに怪我人が出たりする喧嘩祭りもあります。
中には、祭りの当事者以外に観客も怪我する場合もあるので、見る方も真剣に見ないと危ないです。
今回取り上げた三つの喧嘩祭りのポイント、アクセス方法や宿泊地 なども一緒に取り上げてみました。
伊万里トンテントン祭り
伊萬里神社の御神幸祭で、市内の数ヶ所で統制のとれた勇壮な合戦を繰り広げます。
ねじり鉢巻姿の血気盛んな伊万里っ子たちによって担ぎ出される「荒神輿」と「団車」が、「トン・テン・トン」と打ち鳴らす太鼓を合図に、双方激突し組み合う壮烈な喧嘩祭りは、全国でも類を見ないものです。
平成18年(2006年)に、事故が起きた為、トンテントン祭りの従来の合戦が行われず、平成24年、安幕で模擬合戦として、仕掛け太鼓の3連打「トンテントン」を合図に、団車(だんじり)と荒御輿(あらみこし)を組み合わせ、競り太鼓で、双方の担ぎ手が一斉に押し上げ、歓声が上がり倒し合うことなく、引き太鼓の合図で納められました。
平成25年、安全が確保された奉納合戦として、あらかじめ倒れる方向を決めて、検証を重ね、統制の取れた安全な倒す合戦が行われました。
開催場所:佐賀県伊万里市・市街地にて
期 間:10月19日(神殿祭)に合わせた土曜日、日曜日で、安幕(夜)本祭2日間の計3日間
【ポイント】
最終日の川落としの迫力は凄まじいものです
川落としでは 双方の神輿と団車が組み合ったまま 川に落ち それで引き上げ合戦となり 早く引き上げられた方が勝ちとなります
荒神輿と団車が組み合ったまま、伊万里川になだれ落ちる雄姿 は 簡単に言い表せないほど壮観です。
- 荒神輿が勝てば翌年は豊作
- 団車が勝てば翌年は 豊漁
と言われています
【アクセス】
会場は、佐賀県伊万里市になります。
【新幹線】
- 東京→博多駅(約5時間5分)
- 新大阪→博多駅(約2時間26分)
【鉄道】博多→伊万里駅
- 佐世保線(約1時間50分)
- 筑肥線(約2時間10分)
【飛行機】
- 佐賀空港→伊万里(1時間20分)
- 福岡空港→伊万里(1時間20分)
- 長崎空港→伊万里(1時間10分)
【宿泊】
伊万里トンテントン祭りの前後、もしくは期間中に泊まるなら、あまり離れないほうが良いと思います。
伊万里温泉、武雄温泉、奥武雄温泉、有田温泉、佐里温泉あたりがおすすめです。
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飯坂けんか祭
福島県福島市飯坂八幡神社の例大祭で、10月の第1土曜日を中心に三日間かけて行われる祭り。
日本三大喧嘩祭りの1つと言われている。
上町三町(宮元上町・瀧の川・若錦)、下町三町(立綱・横町・梍花)の曳き屋台が温泉街を廻り、宵祭・本祭・後祭の三日間飯坂は祭り一色になる。
本祭り(土曜日)は、神輿渡御が町内を巡幸したのち、夜の帳が降りると大勢の若衆に担がれた各町内全6台の担ぎ屋台を従え、御旅所を出発する。
神輿を先頭に境内に入り乱れると、神輿の宮入りを阻む屋台が激しくぶつかり揺れる提灯の灯明、屋台の軋む音、負けじと打ち鳴らす太鼓の音が大地を轟かし、怪我人も出るほどの勇ましさである。
開催日時:2019年10月4日(金)~6日(日)
開催場所:福島県福島市飯坂町八幡
【ポイント】
飯坂けんか祭は、宮入の日を中心に3日間かけて行われます。
飯坂けんか祭は、宮入の2日めがクライマックスで最も盛り上がります。
太鼓屋台同士のぶつかりあいは、盛り上がりますよ!
メインイベントとなる屋台同士のぶつかり合いは、八幡神社に入ったところが見どころとなります。
陣取るなら、八幡神社の大鳥居前付近がおすすめ。
早めに抑えると良いです。
実際のぶつかり合いは、20時半くらいになるので、19時前に陣取るのがおすすめです。
【アクセス】
〇公共交通機関利用の場合
JR福島駅より福島交通飯坂線 飯坂温泉駅より徒歩約5分
〇自家用車利用の場合
東北自動車道 福島飯坂ICから車で約15分
【宿泊】
福島県なので、関東圏なら帰ろうと思えば帰れますが、周辺で一泊したほうが余裕を持って動けます。
おすすめは
飯坂温泉、土湯温泉、高湯温泉あたりがおすすめです。
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新居浜太鼓祭り
四国三大祭りの一つに数えられる新居浜太鼓祭り。
その起源は、古く平安時代あるいは鎌倉時代まで遡るともいわれています。
神輿に供奉する山車の一種で、信仰を対象とした神輿渡御の際、その列に参加して厳かに供奉し、豊年の秋を感謝して氏神に奉納していたものです。
新居浜市内には現在54台の太鼓台があります。
1台重さ約3トン、高さ5.5m、長さ12mという巨大な山車である太鼓台の4本の棒(かき棒といいます。)には、最大150人余りの男衆(かき夫といいます)がつき、太鼓台から打ち鳴らされる腹に響く太鼓の音、かき棒にまたがり太鼓台の運行を仕切る4人の指揮者の笛、揃いの法被に身をつつんだ男衆達のかけ声によって市内を練り歩きます。
開催日時:10月16日~18日(※大生院地区は、10月15日~17日)
開催場所:愛媛県新居浜市、市内各地
【ポイント】
市内各所で複数の太鼓台が 1ヵ所に、集まって練る「かきくらべ」は、見ごたえ満点です。
結構やばいことになっちゃうみたいですね。
【アクセス】
【鉄道】
東京→JR新居浜駅 約5時間30分
大阪→JR新居浜駅 約3時間
【自動車】
大阪→新居浜IC 約4時間
【飛行機】
東京(羽田・成田)→「松山空港」:1時間30分
大阪(伊丹・関空)→「松山空港」:50分
東京(羽田・成田)→「高松空港」:1時間20分→車で1時間30分
【フェリー】
神戸港→「新居浜港」:7時間
大阪南港→東予港:8時間→車で40分
【宿泊】
新居浜市内の宿か周辺で宿を探したほうが良いですね。
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日本3大喧嘩祭り まとめ
今回は、日本3大喧嘩祭りの情報をお届けましまし。
どの祭りも、見ている方もかなり盛り上がれるので、日程と予算が折り合えば、見に行かれるといいですよ。