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全豪オープンテニス2019女子シングルで、大坂なおみ選手と互角に戦い惜しくも破れた、ペトラ・クビトバ選手です。
2016年12月10日、ペトラ・クビトバ選手は自宅で強盗に襲撃され利き手を負傷しています。
そんな不幸にもめげず再起を果たし、全豪オープンテニス女子シングルで、大坂なおみ選手と互角に戦った、ペトラ・クビトバ選手にフォーカスしてみました。
(この記事はの内容は、執筆時点の情報によります)
ペトラ・クビトバ選手(テニス)を襲った悲劇
現在、WTAシングルランキング6位のペトラ・クビトバ選手ですが
国籍:チェコ出身地:チェコ・ビロベッチ居住地 :チェコ・フルネク生年月日 :1990年3月 8日年齢 :28歳性別 :女身長 / 体重:183cm / 70kg利き腕 / バックハンド:左 / 両手プロ転向年:2006年
2016年12月10日に自宅で強盗に襲われるという悲劇を体験しています。
クビトバ選手は、強盗に襲われた際に抵抗をして、犯人の刃物で左手の神経と健を炒めるという、選手生命絶たれかねない重症を負いました。
一時は、医師から「指切断もあり得る」と宣告されるほどの重症です。
普通のマインドなら、この状態で2019年の全豪オープンテニスで、優勝を闘う姿なんて想像すらつかなかったと思います。
ペトラ・クビトバ選手の執念とマインド
引用:http://www.shikoku-np.co.jp/sports/general/photo.aspx?id=20170528000476&no=1
クビトバ選手は、事件後左手の神経と健の手術を受けて、その後の6ヶ月にも及ぶリハビリも乗り越えて、翌年には復帰を果たしています。
2017年はクビトバ選手にとって我慢の年だったようで、ランキングも29位どまりでした。
それでも29位まで浮上するなんて、クビトバ選手の執念とマインドの強さを感じませんか。
それでも、翌2018年には、サンクトペテルブルクオープン、カタールオープン、バーミンガム・クラシックと優勝を繰り返すほどに復調を見せつけ、ランキングトップ10まで復帰するという執念の復活を成し遂げています。
世界の頂点に立つというのは、並大抵のマインドでは成し遂げないと思いますが、クビトバ先週の執念には、天晴と言うしか無いですね。
全豪オープンテニス女子シングル決勝戦
先日行われた、2019年全豪オープンテニス女子シングル決勝戦で、大坂なおみ選手と優勝を闘ったペトラ・クビトバ選手です。
7―6、5―7、6―4で2時間27分という激しい勝負の結果、大坂なおみ選手が勝ち抜いたわけですが、ペトラ・クビトバ選手も健闘しました。
第2セットのマッチポイントまで行って気を許した大坂なおみ選手もまさかの逆転をペトラ・クビトバ選手に許してしまうほどの激闘でした。
この試合は、ほんとうに激しい戦いでした。
一度は選手生命を失いかけたペトラ・クビトバ選手の執念の現れだった思います。
大坂なおみ選手に「私は世界で1番強い人と戦っている」とまで思わせるほどの復活劇でした。
この試合で見せた、ペトラ・クビトバ選手と大坂なおみ選手の頂点に立ちたいという、執念とマインドはお互いに一歩も引けをとらないものだと思います。
ペトラ・クビトバ選手敗れても称賛される
2019年全豪オープンテニス女子シングル決勝戦で、大坂なおみ選手に僅差で敗れたペトラ・クビトバ選手。
試合終了後、大坂なおみ選手の激闘をたたえてハグしたあとに、ベンチに戻ったペトラ・クビトバ選手は泣き崩れてしまいました。
ここまでの道のりを思えば当然のことと思います。
それでも、ペトラ・クビトバ選手のマインドは、すぐさま彼女を奮い立たせていました。
ペトラ・クビトバ選手は、試合後のスピーチで「もう一度ラケットを握ることができるかどうかさえ分からなかった」と今の心境を正直に言葉にしました。
これを聞いていた、1万5千にも及ぶアリーナの観客は、優勝した大坂なおみ選手の激闘とともに、見事な復活を成し遂げたペトラ・クビトバ選手の復活にも惜しみない賞賛を送っていました。
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ペトラ・クビトバ選手テニス まとめ
引用:https://the-ans.jp/news/49880/
今回は、2019年全豪オープンテニス女子シングル決勝戦で大坂なおみ選手と激闘を果たし、惜しくも準優勝となったペトラ・クビトバ選手にフォーカスして記事を書いてみました。
2017年に自宅で強盗に襲われ、選手生命の危機に立たされたペトラ・クビトバ選手ですが、奇跡とも言える執念とマインドにより、見事頂点に返り咲いたペトラ・クビトバ選手を称賛したいと思います。
試合自体も接戦で感動モノでしたが、惜しくも敗れたペトラ・クビトバ選手の、いかにもやりきったという満足げな表情のしたに、リベンジへの執念が見えているようにも思えました。
お疲れ様でした。
そして、今後のペトラ・クビトバ選手と大坂なおみ選手の動向にも注目したいと思います。