兵庫・有馬ロイヤルGCで行われた「LPGAプロテスト第一次予選D地区」で、とんでもないことが起きたようです。
それらの異変の原因は、渋野日向子プロの影響だとか?
女子ゴルフの新時代は、明るくなりそうな予感です。
しぶこパワー?女子プロテストに異変
今年起きた異変とは
「LPGAプロテスト第一次予選D地区」の3日間で、2次予選進出を決めた50名のうちの上位2名のスコアがとんでもないことになりました。
トップの古江彩佳アマが通算24アンダーをマーク、2位の西村優菜アマがアンダー20をマークした。
過去の13会場での1次予選のトップが7会場でアンダーパー、残り6会場ではイーブンかオーバーパーのスコアの結果しかなかったのに、今回は2人共2桁のあんだーを叩き出し、過去に前例のない結果となりました。
コースの難易度や天候の差を考慮したところで、この結果は異常とも言える結果です。
プロテストが変わっていく
2021年からツアーの出場権を得る予選会の出場資格がLPGA会員であることが要件となったことと、今年からは高校3年生も受験可能になったために、プロテストが激変することになります。
現在のツアー参加選手なら、下手をすれば2桁のアンダースコアは可能だし、古江彩佳アマや西村優菜アマのような選手が登場するとなれば、プロテストは確実に難易度が上がるかもしれません。
渋野日向子と新時代選手の距離感
今までだったら、昨年プロテストに合格して、その後ツアー2勝してメジャーで1勝している渋野日向子プロは雲の上の存在として一目置かれるところです。
ところが、今の若手世代は「渋野さんが出来るなら、私だって出来る」と、普通に考えているようです。
要するに新時代の女子選手は、渋野選手が世界のレベルを自分たちのレベルに近づけてくれたと考えるようになったんです。
つまり、渋野プロは決して雲の上の存在とは思っておらず、自分たちの身近な存在と考えているんですね。
だから、渋野プロに出来るなら自分たちだって出来ると思っているんです。
女子ゴルフの新時代は明るい
ニトリレディースのコース上で、渋野選手が同じ組の選手と笑顔で話しながら移動する姿が見られました。
他の組では、せいぜい自分のキャディと話す程度なのにですよ。
新時代の選手たちは、そんな渋野プロの姿とよくにているんです。
練習中は、和気あいあいとよく話すんです。
でも、心のなかでは「あの子だけには負けたくない」という闘志を燃やしています。
試合中でも、良く笑い笑顔を絶やさない、お腹が空けばお菓子をもぐもぐと食べちゃう。
まとめ
「LPGAプロテスト第一次予選D地区」で起きた異変は、女子ゴルフの新時代の幕開けと言えるかもしれません。
そして、そのきっかけを作ったのは、渋野日向子プロらしいのです。
女子ゴルフ界は、大きく変わろうとしています。
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