予選ラウンド2日めが始まった、ニトリレディース北海道・小樽CC(6650ヤード、パー72)
予選1日目と2日目と、同組になった比嘉真美子と鈴木愛と渋野日向子。
誰が優勝してもおかしくない実力の3人です。
渋野日向子が、大ブレイクしていきなりスコアを上げてくるのか、今日の午後は熱くなります。
注目の集まる渋野に対して
全英女子オープンで42年ぶりの日本人優勝を果たして、俄然注目が集まる渋野日向子プロ。
渋野プロの人気の秘密は、いつでも笑顔を絶やさない明るさと、駄菓子を貪る姿。
この、あまりにも親近感アリすぎるプロアスリートが、人気の秘密でもあります。
当然、ラウンド中でもギャラリーの関心は、渋野プロに集まりがちです。
同組を回る比嘉プロと鈴木プロにとっては、そんなことをやっかむでもなく、虎視眈々と優勝を狙い、スコアを伸ばしています。
ニトリレディース予選1日目で、渋野プロが前半スコアが安定しないすぐ横で、比嘉プロは3アンダーの2位タイ、鈴木プロは2アンダーの5位タイでホールアウトしています。
渋野プロは、1アンダーの19位タイでした。
比嘉プロと鈴木プロの2人は、注目が集まる渋野プロの様子を気にしながらも、しっかりと自分のゴルフに集中できていたようです。
ニトリレディースで優勝を狙うのは
比嘉プロは、予選1日目で2位Tのポジションですが、同じ2位Tには高橋プロと上原プロがいます。
首位の丹プロは単独首位ですので、比嘉プロは今日も自分のゴルフをきっちりやっていけば、このポジションはキープできるでしょう。
鈴木プロは、5位Tで同率に14人いるので、もう少しスコアを伸ばして比嘉プロ匂いつきたいところですね。
さてさて、渋野プロは、19位Tということで同率に18人います。
順位を落とさなければ、予選通過は間違いなさそうですが、まさに「勝負は時の運」何が起こるかわかりません。
ゴルフの神様が微笑んで、一気にスコアを伸ばして、比嘉プロと鈴木プロに追いつき追い越すのか、はたまた順位を落としてしまうのか?
今日の午後の予選ラウンド2日目次第ですね。
渋野はソフトボールのジャパンカップにも心が
渋野プロは「ソフトボールはゴルフより好き。東京五輪決勝は絶対見に行きたい」というほどのソフトボール愛を持っています。
実は、30日に開幕するソフトボールのジャパンカップの始球式のオファーを貰っていたんですが、ニトリレディースと日程が被ってしまって、惜しくも参加できなかった渋野プロです。
残念がる渋野プロに、「先週、日本代表のみなさんが寄せ書きをジグソーパズルにしてくれた物が届いたんです」と嬉しいプレゼントが有りました。
渋野プロは、休養中に岡山の自宅で、そのパズルを完成させたそうです。
ソフトボールの上野投手に対して「上野さんはオリンピック4回分以上、エースで戦い続けている。私もそういう(息の)長い選手になりたいんです」と意気込みを見せる渋野プロです。
まとめ
今日の、ニトリレディース予選ラウンド2日目で、どこまでスコを伸ばしてくるか楽しみな渋野プロ。
彼女の魅力は、今までの「根性」で生き抜いてきたアスリートと違って、自分自身を大事にして、全く気負わないところですよね。
いま女子ゴルフは、渋野プロを筆頭とした「黄金世代」が大活躍しています。
まだ若いだけに、どんなふうに成長していくのか楽しみです。
スマイル!スマイル!渋野日向子
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