渋野日向子プロが全英女子オープン制覇して、「笑顔と駄菓子」の新人類プレーヤーが台頭するアスリートの世界が変わる。
日本のスポーツ界、特に指導者層の変革が、シブコ旋風で一気に進むのか?
そんな期待を込めて・・・
渋野日向子プロ全英オープン優勝の影響
渋野日向子プロが42年ぶりに日本に栄冠をもたらせた全英女子オープン優勝は、若干20歳の新人類の快挙として、一挙にシブコブームを巻き起こしました。
渋野日向子プロは、両親とも陸上のアスリートだった環境の中、小さい頃から始めたソフトボールで鍛え上げられた、パワーと破壊力とメンタルの強さを持っています。
そして、今までのスポーツ界では考えられなかった「笑顔と駄菓子」を普通に持ち込んで、日本のスポーツ会への大きな変化を持ち込みそうな予感がします。
渋野プロを筆頭として、新人類パワーが炸裂しそうな予感です!!
旧態然とした日本のスポーツ界
日本のスポーツ会へのイメージは、指導者層の年齢のせいなのか、スポーツ=根性のイメージが払拭できない。
昨今の選手層からは、指導者からの体罰を訴える事例も生じていて、指導者層と選手層とのギャップを感じえません。
以前は、真夏の練習では水を飲むなとかは、流石にナンセンスですが、それが当たり前で通ってきた世界ですからね。
そう言えば、巨人の星やあしたのジョーなどのスポーツ根性マンガが流行った時期が有りましたよね。
あの時代は、「根性」こそ命でした。
しかも、それはスポーツ界に限った話ではなく、社会全般にあったことです。
今でも、「K」のつく業種では、最終的には「根性」でやりきれが当たり前の気がします。
人間誰しも「壁」にぶつかれば、楽な道を歩みたいものです。
それをあえて「修羅の道」を進む「根性論」はたしかに古いのかもしれません。
「根性」は「マインド」に置き換えて行くのが、今風なのかもしれないですね。
話をスポーツ界に戻して
そんな「根性」至上主義のスポーツ界にとって、試合中に笑ったり駄菓子を頬張ったりする渋野日向子の新人類ぶりはどのように写ったんでしょうかね。
観戦する側にとっては、新鮮ですよね。はっきり言って。
しかも、その新人類がいきなりメジャー制覇したんだから、その影響力は計り知れないですよね。
渋野日向子プロ新人類アスリートが与える変化
従来から指導者と言われる人たちには、独自の価値観とともに指導者層に共通の理念みたいなものがあったと思います。
その独自のルールのもとに、選手を育て上げて世界に通用する選手として指導するという「こうでなきゃいけない」みたいなイメージですよね。
ところが、新人類プレイヤーの渋野プロには、そういった緊迫感がみじんもないわけですよ。
試合中は笑顔を見せるなとか、やたら水を飲むなみたいな、古い体質の指導方針を持っていても、試合中に笑って駄菓子を食べる新人類プレイヤーには、通じないですよね。
渋野プロを筆頭とする新人類プレーヤーが、旧態然としたスポーツ界に新風を巻き起こし、指導者層の変革につながってほしいものです。
すでに、変化は出始めているんですよ!
まとめ
渋野日向子プロの動向は、毎日ニュースになります。
それほどまでに、渋野プロの影響力は大きくなりました。
この新人類旋風で、一気に日本のプロスポーツ界も様変わりをして行ってほしいものです。
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